山三つ分くらい声が適らねば生きていけなかったはず。そして、民族移動して、狩猟民族と農耕民族の二つに別れ、北上したのがアングロサクソンの人たち。狩猟民族は獲物を迫って、いつも野山を駆け回り、寒い冬でも野宿に耐える環境で生活をしていたので、仲間たちと生き抜いてきたそのDNAは今も脈々と受け継がれています。彼らはまさに身体全体を楽器のように使って話し、意思疎通できるように感情豊かに表現するのです。イギリスからアメリカに入ってきて、建国した最初の人々がそのアングロサクソンの子孫ということです。その後、多民族の方々が移民して人種の柑喝のようですが、長く主導権を握ってきたアングロサクソンの人々は、しっかりと腹式呼吸で素晴らしい発声だったということです。そんなお国柄のアメリカですから、わざわざ話し言葉のボイストレーニングは必要なかったのです。いつ頃からか、日本ばかりでなく、外国のいろいろな国の言語の発声の仕方にも興味を持ち、時折気晴らしのための海外施行をしながら、世界の国々の発声を研究しはじめました。旅先の国々を巡りながら、どの国が正しく深い腹式呼吸による、話し言葉の素晴らしい発声が出来るのか、それともできないのかということです。現地で気をつけて聞いていると、国により、これが出来る国と民族、出来ない国と民族があることがわかりました。